一日中ずっと雨がパラついていて、いつもの雰囲気とはどこか違う重たい空気のせいなのか、なかなか相手が見つからない夜でした。夜になっても雨というよりは細かい霧雨がまとわりつくような天気だったけれど、せっかくの休日だしとダメ元で募集をかけてみたんです。
そうしたら、いつもやり取りしている相手からすぐに連絡があって驚きました。ちょうどランニングの途中だったらしく、近くにある落ち着いた個室スペースを指定されました。職場からも近いエリアらしく、お茶を濁す間もなく十五分ほどで到着できるとのこと。時計の針はちょうど二十時を指そうとしていました。
少し早めに現地へ着いて個室トイレを覗いてみたものの、備え付けの蛍光灯はスイッチを入れてもなぜか点灯しない状態でした。仕方がないので自分のスマホのライトを取り出し、足元をほんのり照らすように工夫して、周囲に光が漏れないよう慎重に準備を整えました。
約束の時間を少しも狂わせず相手がやってきて、薄暗い空間のなかでまずはお互いの息が重なりました。ねっとりと舐め合っていくうちにいつもとは少し違う蒸し暑いような熱気を感じて、すでに自然と潤んでいるのが分かりました。
そのまま奥まで深くくわえ込まれて圧倒されそうになりながら、今度は下半身を預け合う体勢へと移っていきました。生身のままで受け入れてくれるかなという期待もあったけれど、そこはしっかりとコンドーム越しの接触。それでも十分に熱が伝わってきて、奥がキュッと締め付けられるような心地よさがありました。
激しいリズムに合わせて腰がぶつかり合う音が響き、少しでもその瞬間が長く続くように手で広げながら感覚を味わい尽くします。相手はそのまま一気に波の向こうへと果てていって、その後もしばらくはつながったままの温もりを噛み締めていました。自分が少しだけ腰を揺らして、完全に萎えていくまでの時間を名残惜しく楽しんでから、それぞれの帰路へと解散しました。
お互いの距離感やタイミングとしても悪くない場所だったので、これからの選択肢の一つとしてアリかもしれません。





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